Dear J

愛を伝えたいだとか

笑顔の君は太陽さ



「好き」とは、心が惹かれること。気に入ること。また、そのさまをあらわす言葉らしい。

でも、正直「好き」の理由なんてよくわからない。

「嫌い」は説明できても「好き」は言葉で説明できない。

なぜなら「嫌い」と違い「好き」は頭で考えるものではなく、心で感じるものだからだ。

だから、わたしがじんちゃんをすきな理由は正直よくわからないけど、わからないなりにじんちゃんへのだいすきを書き記しておきたくて、こうしていまブログを書いている。


 * * *


わたしがじんちゃんをすきになったのは2022年の夏。

それは、突然やってきた。

茹だるような暑さに外出する気力もわかず、自室でダラダラとTikTokのオススメを流し見していると金色の髪をハーフアップにした派手な見た目の男の子が細く刻んだチョコレートの入った銀色のボウルをお湯の張ったボウルにひっくり返す動画が流れてきた。

そう。かの有名な湯煎事件*1である。

ボウルを堂々とひっくり返した彼は、周りの反応を受け、じぶんがなにかとんでもないことをしたのでは?と察し、不安そうに揺れる瞳で「違うの…?」と両側にいるメンバーに助けを求める。

派手な見た目に似合わず、純粋な子。

それがじんちゃんの第一印象だった。


そして、その動画に♡をつけると次々とじんちゃんの動画が流れてくるようになり、彼が松田迅という名前であること、高校生のときに友達が応援していた田島とおなじINIというグループに所属していること、また、そのグループには『TEPPEN』という番組でモーニング娘。石田亜佑美ちゃんとダンスバトルをしていた木村柾哉くんがいることなどがわかった。

それから少しずつINIが気になるようになり、YouTubeでINIの動画を見るようになった。はじめてみたのは確か学力テストだったと思う。それから体力テストやINI Holiday温泉旅など様々な動画をみていくうちに、じんちゃんがいつも大きな声で笑って場を盛り上げていること、うまくいかなかったメンバーにも必ず「俺はすき!」とフォローしていることに気がついて、太陽みたいな子だな、と思うようになった。


それから少し経った、2022年8月14日。

HMV SHIBUYAでM!LK『奇跡が空に恋を響かせた』発売記念イベントが行われた。

事前にわたしの推しである山中柔太朗くんとメンバーの曽野舜太くんのケミトーク回の参加券は手に入れていたものの、当日限定販売だった山中柔太朗くんと佐野勇斗くんの回は始発で行っても買えず、落胆していると、上の階で『INI museum』という展示会がやっているという話が耳に入ってきた。

すぐにネットで検索し、きょうからはじまった展示会であること、入場チケットはすでに完売していることなどを知る。

いつもだったらそこで諦めてしまうのに、その日はなぜか「松田迅くんのグッズを手に入れるまでは帰らないぞ!」というきもちになり、トーク会の合間に上の階へ行ってはファンと思しきひとに声をかけ、3080(さんぱち)*2トーク券になるはずだったお金はじんちゃんのグッズへとかわった。

グッズを手に入れると、急に彼のことがすきだという自覚がわいてくる。そのあとすぐ発売された3rd シングル『M』を全種購入し、旧譜もすべて購入した。1週間後にはじんちゃんがいるいないに関わらず、INIの動画はすべてチェックするようになり、『EBiDAN THE LIVE』2日目の朝にはきょうちゃんとなにプリのお誕生日配信をみながら準備をし、さらにその1週間後のキセコイオンライン特典会後にはサイン会のためにYouTubeに繋いだままのテレビでINIフォルダ肝試しをみていた。すっかりINIのファンである。

そして、9月になるとINIのファンクラブに登録し、松田迅くんと木村柾哉くん、田島将吾くんのプラメも取るようになり、BTCは有明と武道館、SPECTRA以降は毎回ヨントンに参加するようになった。いまは立派な(?)MINI 2年生だ。


 * * *


そんな、じんMINI 2年生のわたしがじんちゃんのすきなところを書いていきたいと思う。

まず、ひとつめは、挑戦的でリスクを恐れないところ。

かの有名なモハメドアリが言ったとされる言葉に「リスクを取る勇気がなければなにも達成することがない人生になる」「にんげんが困難に立ち向かうとき恐怖を抱くのは信頼が欠如しているから。僕は僕を信じる」というものがある。

松田迅くんはこの言葉を体現するように常にじぶんの可能性とこれまでの努力を信じ、アウェイな環境でも怯むことなく立ち向かっていく、そういう男の子だ。

特にわたしの心に残っているのが2022年の夏にLAで行われたKCONで「Please! Call my name! MJ───!!!」と叫び、観客に「MJ!!!」と叫ばせ、盛り上げている姿だ。オーディション番組に参加するまでは歌もダンスもほぼ未経験で、デビューしてから一年も経っていない男の子がほとんどファンもいない海外のイベントで外国語を使って会場を盛り上げている。しかも、じんちゃんは英語がペラペラに話せるわけではない。それでも目の前にいる観客をたのしませるために大きな声で盛り上げるじんちゃんの姿はほんとうにかっこよかった。

また、最近ではLAPONEに女性グループができることに対し、様々な意見があるなかでレギュラーラジオ『フロイニ』*3内で「みなさん温かい目で応援してあげてください」「ちゃんと応援してあげてほしいですね!たまに誹謗中傷とかありますけど、とんでもないですよ」とみんなが避ける話題に触れ、後輩たちを応援していた。じんちゃんはじぶんではない誰かのためにもリスクを負うことができるひとなのだ。*4

だから、わたしはそんなじんちゃんにじんちゃんの後輩になるME:Iの笠原桃奈ちゃんが所属していたアンジュルムというグループの『出すぎた杭は打たれない』という楽曲を贈りたい。

日本には「出る杭は打たれる」という言葉がある。これは才覚をあらわす者は妬まれ、妨げられる。また、出過ぎたふるまいをすると憎まれるという意味の言葉である。しかし、中途半端に出るから淘汰されてしまうのであって、突き抜けてしまえば誰も邪魔できない。だったら周りの目なんて気にせず、じぶんの信じる道を突き進んでしまえというのがこの『出すぎた杭は打たれない』だ。

出すぎた杭は打たれない 勢いだ 押し通せ
雨降って 風が吹いても錆びないよ
誰もいない道を拓け
そう雰囲気 空気 止めれるもんなら止めてみろ

出すぎた杭は打たれない 跳ねのけて 周りの目
強引なくらいがきっと 丁度いいのさ
アレしたいな いいな 羨ましいな
全部全部 欲しけりゃ 何も構うものか

出すぎた杭は打たれない 気にするな 突き通せ
時経って 季節巡ろうと朽ちないよ
みんな避ける道を進め
厚顔無恥 鉄面皮 言ってるやつには言わせてろ

出すぎた杭は打たれない 怖いって?弱気だね
やりすぎるくらいがきっと 丁度いいのさ
でっちあげた ウワサ くだらないな
ひとつひとつ 気にしちゃ 何も叶うものか

謙虚であることが美徳とされている日本ではあまり受けない生き方かもしれないけど、わたしはこのじんちゃんのリスクを恐れない姿勢がだいすきだ。尊敬しているし、憧れでもある。だから、ずっとそのままでいてほしい。君はずっと美しい、ありのままいてほしい*5と強く思う。


ふたつめは、素直なところ。

じんちゃんはとても感受性豊かで素直な男の子だ。誰よりも大きな声でよく笑い、誰よりもたくさん涙する。そして、時々落ち込むことだってある。そのすべてにうそがないのがいい。


みっつめは、ひとを喜ばせるのがだいすきなところ。

じんちゃんは多分ひとを喜ばせること、たのしませることがだいすきだ。じぶんが経験したたのしかった出来事、おもしろかった出来事はすぐにラジオやブログ、プラメで共有してくれるし、一緒にいるひとを退屈させないトークで常に場を盛り上げてくれる。多少元気がないことはあっても、機嫌がわるいところをみたことがない。

落ち込んでいるひとがいればやさしく声をかけ、ただそっと寄り添うこともあれば、明るく笑い飛ばしてくれることもある。これは一ファンの推測でしかないけど、ひとを喜ばせたい、たのしませたい、笑顔にしたいというのがじんちゃんの行動原理なのではないかと思う。わたしはそんな太陽みたいに明るく、あたたかいじんちゃんがだいすきだ。


よっつめは、責任感があるところ。ストイックなところ。

わたしは松田迅くんのことをこの世でいちばん美しいと思っている。ひとにはそれぞれ好みというものがあり、すききらいはわかれると思うけど、いちばん美しいのは間違いなく松田迅くんだと真剣に思っているし、実際、デビュー以来ずっと《ViVi国宝級イケメン》にも選ばれている。にも関わらず、じんちゃんはさらに上を目指し、INIを代表する"国宝級イケメン"の名に恥じぬよう、雑誌撮影のためだけに1ヶ月以上自主的に食事制限をしたりもする。

また、時間にも厳しく、絶対に遅刻をしない。集合時間の6分前には「5分前まであと1分だよ」*6と号令をかけ、朝が弱いメンバーと同室になれば、毎朝叩き起こし「歯みがいて!歯みがいたら目覚めるから!」*7と準備に向かわせたりする。今年ももちろん〈無遅刻無欠席〉を目指すそうだ。


そして、最後。パフォーマンス。

これまで人柄の話ばかりしてきたけれど、わたしはステージに立つ松田迅、じんちゃんのパフォーマンスもだいすきだ。

「パッションや気持ち、その瞬間の感覚をすごく大事にしていて、それがモチベーションになっているというか。曲に入り込んでパフォーマンスしている自分が好きなんです。それが今のモチベーションに繋がっているのかなと思います」*8「パフォーマンス的に “揃える”ことが大事な時はそういう動きを意識しますが、普段は自分の味を出したいタイプ(中略)アーティストが絵で自分を表現するように、またはシンガーが歌で自分を表現するように、僕はダンスで自分を表現したい」*9と語っていたように、じんちゃんのパフォーマンスはその日そのときの会場の雰囲気やファンの熱気、じぶんのテンションで大きくかわる。そういうパフォーマンスだ。

だから、見ているだけでじんちゃんがライブをたのしんでいるのが伝わってくるし、じんちゃんの内側から溢れ出るなにかが本能に訴えかけ、迫ってくるようなダンスをみるのはすごくたのしい。

強く激しい痛みを感じたり、脳が揺れるほど強い衝撃を受けたときに一種のきもちよさを感じることがあるように、じんちゃんのダンスは生きていることを強く実感する"劇薬"みたいなダンスだな、と思う。見ているだけでアドレナリンが出まくって脳が興奮状態になるようなダンスに出会ったのはじんちゃんがはじめて!(©飯田栞月)だ。

また、激しいばかりでなく、RUNWAYBrighterのような楽曲を踊っているときにはこの世のすべてを慈しむような笑顔、やわらかい表情をみせてくれるのも素晴らしい。

そして、わたしはじんちゃんの歌声もだいすきだ。少しかための少年らしさが残る真っ直ぐな歌声。STRIDEMirrorのように英語のパートを担当している楽曲は特にじんちゃんの綺麗な歌声の良さがわかると思う。

ちなみにわたしはShooting Starのじんちゃんの歌声がいちばんすき。

ここまで読んでくれたひとがもしいるとするなら、それはほぼ間違いなくMINIだと思うけど、もしそうじゃないひとがいたら是非この曲だけでも聴いてほしい。じんちゃんのソロパートは「堕ちそうな危機」と「突き進むための booster」のふたつです。


 * * *


ということで、ここまでじんちゃんとの出会いやすきなところを書いてみたけど、やっぱりわたしがじんちゃんをすきな理由というのはよくわからない。

だけど、間違いなくじんちゃんのことがだいすきだという確信がある。

それはわたしがINTPでじんちゃんがESFP*10だからかもしれないし、そうじゃないかもしれない。やっぱりどれだけ考えてもわからないし、こんな愛じゃ、じんちゃんを喜ばせられないかもしれない。でも、特に理由はないけどだいすきなじんちゃんのことをこれからもずっと応援していけたらいいな、と強く思う。

わたしにとっての"完璧で究極のアイドル"松田迅くんの過ごす日々がなるべくつらいことは少なく、たくさんのしあわせで溢れるよう祈ってます。

アイドルになってくれて、ありがとう。

やっぱり、きょうもじんちゃんが世界一や!

*1:『INIフォルダ EP.22 INI向上委員会🔍 〜後編〜』

*2:佐野勇斗くんと山中柔太朗くんのケミ名

*3: 23/12/8 2時台 尾崎後藤松田参加回

*4:INI松田迅「日プガールズ」練習生への誹謗中傷に言及「とんでもないですよ」

*5:花_HANA - INI

*6:INI | リーダー決定

*7:MJ's Diary - in Thailand - #2

*8:Rolling Stone vol.24 2023年11月号

*9:anan No. 2365

*10:INTPとESFPは全MBTIの中でいちばん相性のいい組合せらしい